小説「千里眼 背徳のシンデレラ」が売り上げ記録更新
女優の釈由美子(27)を異例の表紙モデルに起用した小説「千里眼 背徳のシンデレラ(松岡圭祐著・4月6日小学館文庫刊)」が、発売第一週で二十万部に達し、累計四百万部を突破する人気シリーズのなかでも最速の売れ行きを発揮、全国主要書店では初登場時「ダ・ヴィンチ・コード」に迫る勢いとなった。
読者が自由なキャスティングを想像できる小説において、その主人公を女優の起用で特定する異例の試みが成功をおさめたことで、今後の小説のカバーなどに大きな影響を与える可能性が出てきた。
「千里眼」は既刊十二作、累計四百万部の人気シリーズで、2000年には映画化もされている。航空自衛隊で唯一の女性戦闘機パイロットだったヒロイン岬美由紀が、臨床心理士に転向して以降、その動体視力と心理学の知識で謎を暴いていくというストーリー。その最新刊「千里眼 背徳のシンデレラ」は今月6日に刊行されたが、表紙では釈由美子(27)が女優としては異例の表紙モデルをつとめている。
これは著者のホームページで読者投票がおこなわれ、ヒロインの岬美由紀に最もイメージの適した女優として釈由美子が選ばれたことを反映し、本人にキャラクターの役作りをさせたうえでカメラマンの野村誠一氏により撮影がおこなわれたもの。
その写真が購買者の目を惹いた結果、同書の売れ行きはシリーズ前作と比較し大幅に伸び、第一週に二十万部に達するベストセラーとなった。これはシリーズ第1作を越える最短の記録であり、金松堂・赤坂読書クラブの週間ベストセラー文庫部門、よむよむ浜松プラザフレスポ店文庫・新書本ランキングなど全国主要書店でダン・ブラウンの「ダ・ヴィンチ・コード」に次ぐ第二位の売り上げを誇った。
なお著者のホームページおよび事務所には、釈由美子主演で映画化を要望する声が相次いで寄せられている。