2つの生体認証に対応し、全銀協ICキャッシュカード標準仕様に準拠したカードを国内で初めて開発
大日本印刷株式会社(本社:東京社長:北島義俊資本金:1,144億円以下:DNP)は、指静脈と手のひら静脈の2つの生体認証に対応したICキャッシュカードを開発しました。当カードは既に複数の金融機関で採用が決定しており、本年5月下旬より、全国の金融機関向けに拡販を開始します。
【背景】
全国の金融機関は、それぞれ、指静脈または手のひら静脈のいずれか一方を、自社の生体認証方式として採用しつつあります。したがって、ICキャッシュカードとATM(現金自動預け払い機)は、各金融機関が採用した生体認証方式のみに対応しています。このため、認証方式が異なる金融機関のATMでは、生体認証機能を利用することができず、両方式に対応したICキャッシュカードが求められていました。
こうした要望に対応して、本年3月末、全国銀行協会ICキャッシュカード標準仕様が改訂され、1枚のICキャッシュカードに複数の生体認証機能を搭載することが仕様化されました。
DNPは、この仕様改訂に準拠した、2つの生体認証を行うことができるICキャッシュカードを国内で初めて開発しました。
【新ICキャッシュカードの概要と特長】
1.全銀協ICキャッシュカード標準仕様改訂版への準拠
・同仕様改訂版に準拠した、指静脈と手のひら静脈の2つの生体認証機能を、1枚のICキャッシュカードに搭載しています。
・当ICキャッシュカードに、指静脈と手のひら静脈の両方の生体認証情報を登録することにより、指静脈、手のひら静脈のいずれかに対応している、発行元以外の金融機関のATMで、生体認証機能を利用できるようになります。
2.拡張性
・新ICキャッシュカードは、MULTOSTM、JavaCardTM、及びそれぞれのデュアルインターフェースカードをラインナップしています。MULTOSTMとJavaCardTMは、ソフトウェアを追加できるマルチアプリケーション型ICカードOSであり、ICキャッシュカードと2つの生体認証のアプリケーションに加え、ネットバンキングを安全に行うためのワンタイムパスワード生成アプリケーションなどの機能を追加することが可能です。
・デュアルインターフェイスカードは、接触式だけでなく非接触式にも対応したカードであり、電子マネーなどの非接触インターフェースを利用したサービス展開も可能です。
・国際ICクレジットカード仕様にも準拠していますので、クレジットカードとの一体型キャッシュカードにも対応できます。
3.その他
・今回のICキャッシュカードは、手のひら静脈認証アプリケーションを改良し、認証速度の向上も実現しました。
【販売目標など】
DNPは、これまで、多様なICカードラインナップや、金融機関が短期間にICキャッシュカードを発行できるICキャッシュカード標準パッケージの提供などの実績を背景に、100を超える金融機関からICキャッシュカードを受注しています。今後、2つの生体認証アプリケーションを搭載したICキャッシュカードの拡販を進め、今後3年間で50億円の売上げを予定しています。
※MULTOSは、MAOSCO Limitedの登録商標です。
※Javaおよび全てのJavaに関する商標は、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems, Inc.の商標または登録商標です。